殺戮都市~バベル~

「えっと……7ブロック、7ブロック……」


PBMで地図を開き、場所を確認する。


サーチ機能は範囲が狭いけど、ただの地図ならそれなりに広範囲を見る事が出来る。


今いる場所が3ブロックで、7ブロックは隣。


「亜美、もうすぐコンビニだからな」


亜美「ちゃん」と言うのも忘れて、いつの間にか呼び捨て。


まあ、本人が嫌がってないから良いかな。


相変わらずうつむいて、俺を見ようとしない。


戦ってる時は応援してくれたのにな……刺激が強過ぎたか。


黙って手を繋いで歩く事10分。


7ブロックに入り、恵梨香さんが言っていたであろうコンビニが見えた。


暗い街に、このコンビニの明かりは安心する。


ここは中央部に近いせいか、人通りはない。


俺が身を潜めるには丁度良い場所だと思えた。


「ほら、コンビニだぞ亜美。お腹いっぱいになるまで食べても良い……」


少しでも元気になればと、俺がそう言った時だった。













ゾクッと、背筋が凍り付くような、恐ろしい視線が俺を見ているような……そんな感覚に包まれた。


慌てて辺りを見回してみるけど、誰もいない。


……勘違いか?


でも、こんな殺気は……滅多に感じる事がないぞ。