殺戮都市~バベル~

間違いない、死んでる。


脈がなくても、息をしてなくても、ただ死んだなら、いずれ光の粒に変わって復活すると思ったけど……PBMが反応しないと言う事は、ソウルが0で死んでしまったのか。


ここまで帰って来たという事は、亜美に心配させまいと、頑張って戻って来たけど……自然回復が追い付かずに死んでしまったと考えた方が良いな。


「いつになったら起きるんだろうね。亜美、お腹が空いちゃったよ」


「……な、なあ亜美ちゃん。お姉ちゃんの他には、誰もいないのかい?頼れる人って言うか……知り合いは」


お姉ちゃんが死んでしまった。


一緒に暮らしていた人がお姉ちゃんだけとなると、これから先、一人で生きるのは不可能に近い。


「んーと、弓長のおじさん!」


ああ、さっき言っていたな。


どんな人かは知らないけど、知り合いなら、お姉ちゃんの代わりに亜美を守ってくれるかもしれない。


「じゃあ、その弓長のおじさんの所に行くんだ。お姉ちゃんはまだ眠いみたいだから、しばらくは起きないと思う」


死んだ……なんて、こんな小さな女の子に言っても理解なんて出来るのか。


悩んで、出した答えは、亜美に真実を告げるのを遅らせるだけだった。