殺戮都市~バベル~

「そうだね。そして、他軍の人間と遭遇したら、戦闘に発展する。ここまでが戦闘の基本的な流れだけど……わからない事はないよね?」


わからない事はないけど……それ以前に、当たり前みたいに言ってるけど、戦闘ってなんだよ。


ごくんと、口の中の物を飲み込んで、俺は尋ねた。


「戦闘って……チュートリアルであった、自分の偽者みたいなのと戦うやつですか?それとも、さっき黒井さんがやってたようなやつですか?」


戦闘……言葉からして、俺が一番避けたいと願う事だ。


だけど、新崎さんの口からは、俺の願いを打ち砕く言葉が発せられた。









「……あれはチュートリアル用だよ。俺達が戦うのは、本物の人だ。それも、決闘なんかじゃない。多人数対多人数の総力戦だよ」










それを聞いて、俺は呆然と立ち尽くした。


人と……戦う?


本気で言ってるのか?


「ちょ、ちょっと待ってよ!それってつまり、人を殺せって事?これってその為の武器なの!?」


混乱しているのは俺だけじゃない。


明美さんも、ありえないと言わんばかりに新崎さんに詰め寄る。


「そ、そう言う事なんだけど……まあ、最初は戸惑うよね」


戸惑う……なんてレベルの問題じゃないだろ。