殺戮都市~バベル~

さらに、その一撃に合わせて梅原のボルトも迫る。


「舐めるなっ!」


大剣を迎え撃つように、握り締めた拳を振り上げる沼沢。


刃と鎖が接触し、ガキンッと言う音と共に、大剣と左手が弾かれた。


いくら星5レアの鎖分銅でも、重量のある一撃に競り勝つ事は出来なかったか。


しかし、二毛の渾身の一撃ですらガードされてしまった。


梅原の攻撃は無視しているのだろう。


左肩にボルトが刺さっても、二毛に狙いを定めていた。


「キミ、いつまでも寝てないで、早く回復するんだ。PBMを出して!」


地面に横になったまま、戦いを見ていた俺に、声を掛けたのは……城井。


PBM……それは右のズボンのポケットに……。


腕を動かしただけで、殴られた部分に痛みが走る。


「ここだね。もう話せもしないのか……瞬間回復するけど構わないよね?」


俺の代わりにPBMを取り出して、俺の手を取ってPBMを城井が操作する。


そして、ソウルを3個使用する瞬間回復が行われた。


ほんの一瞬。


今まで感じていた痛みはどこに行ったんだと思うほど、あっさりと痛みが引いて、砕けた骨が修復されたのが実感出来たのだ。