殺戮都市~バベル~

仮にこいつらが、レアリティの高い武器を持っていたとしても関係はない!


武器を手にしていなければ普通の人間で、反応すら出来ないはずだ!


卑怯かもしれないけど……敵が目の前にいるのに、油断しているやつが悪い。


「な、なんだよこいつ……どこが弱っちいんだよ!!一瞬で四人殺りやがったぞ!」


「だ、だって沼沢さんが!」


武器を構えて、たき火を挟んで俺と対峙する二人の男女。


「ど、どうするんだよこれ……強いぞこいつ」


「あんた男でしょ!?戦いなよ!」


こいつらは……強くない。


どうして沼沢がこんなやつらを見張りに付かせているのかわからないけど、これだったらさっきの三人組の方が全然強い。


「く、くそっ!」


覚悟を決めたのか、男がたき火を迂回して俺に迫る。


女は反対方向から。


だけど、その動きは遅くて、俺の敵じゃない。


迫る男の肩から、斜めに日本刀を振り下ろして、すぐさま女の方を向いた。


これで終わりだ!


と、日本刀を女に向けた次の瞬間。
















「あ」












女の小さな悲鳴と共に、胸から血肉が飛び散り、何かが飛び出して来たのだ。