「吹雪さんを傷付けられたからって、恨みで殺すのは止めましょう。俺達は、この人達の作戦にやられただけです。それに……二毛の決闘を拒否してまで城井を殺したら、今度は雪子さんが二毛に恨まれるでしょ」
自分で、言っている事が正しい事なのかわからない。
でも、一つ一つの言葉を、しっかりと確かめるように呟いた。
「恨まれたって私は負けない。二毛が何度来たって、返り討ちに……」
「そうじゃないんですよ!」
さらに刃を握り締め、俺はその切っ先を上に押し上げた。
手が……切れて血が滴り落ちる。
「二毛は、作戦の責任を取って、城井の代わりに死のうとしているんですよ。自分にとって、大事な仲間を殺させたくないって思いじゃないですか」
大切な仲間を……奈央さんを守り切れず、新崎さんを目の前で殺された俺には、その気持ちが痛いほどわかったから。
「だから……私は大切な妹を!」
眉毛をピクピクと動かし、そう叫んだ時だった。
「……姉ちゃん。私は大丈夫……少年の言う通りだよ。私が油断しただけだからさ、同じ軍の人間なんだから……無駄に殺し合う事はないよ」
倒れていた吹雪さんが顔を上げて、苦しそうな笑顔を見せたのだ。
自分で、言っている事が正しい事なのかわからない。
でも、一つ一つの言葉を、しっかりと確かめるように呟いた。
「恨まれたって私は負けない。二毛が何度来たって、返り討ちに……」
「そうじゃないんですよ!」
さらに刃を握り締め、俺はその切っ先を上に押し上げた。
手が……切れて血が滴り落ちる。
「二毛は、作戦の責任を取って、城井の代わりに死のうとしているんですよ。自分にとって、大事な仲間を殺させたくないって思いじゃないですか」
大切な仲間を……奈央さんを守り切れず、新崎さんを目の前で殺された俺には、その気持ちが痛いほどわかったから。
「だから……私は大切な妹を!」
眉毛をピクピクと動かし、そう叫んだ時だった。
「……姉ちゃん。私は大丈夫……少年の言う通りだよ。私が油断しただけだからさ、同じ軍の人間なんだから……無駄に殺し合う事はないよ」
倒れていた吹雪さんが顔を上げて、苦しそうな笑顔を見せたのだ。



