殺戮都市~バベル~

いや、理由なんていらないな。


奈央さんは俺の仲間で、この街で生きる術を教えてくれた大切な人だ。


それで良い。


「えー、俺がこのガキとやるのかよ。そっちの爆乳ちゃんとやりたいってのは……ダメか?」


「好きにすれば良いんじゃないの?とりあえずこいつらを殺せって沼沢さんに言われただけだから、殺せば問題ないでしょ?」


二人の攻撃を警戒して、迂闊に飛び掛かれないのを良い事に、二人は話を続ける。


こいつら……随分余裕を見せてるけど、どれくらい強いんだ?


とりあえず……やってみればわかるか。


「じゃあ、爆乳ちゃんは俺が頂くとするか」


ヘヘッと笑って、二毛が大剣を引きずりながら、吹雪さんに向かって歩き出した。


あんなに大きな武器だから、素早い動きは出来ないだろう。


それをサポートするのが梅原のボウガン。


つまり……飛んで来るボルトに気を付けて、どちらかを仕留めれば戦闘は楽になる。


そう考えた瞬間。












梅原のボウガンから放たれたボルトが、俺に向かって飛んで来たのだ。


速い!


けど……反応出来ないわけじゃない!


素早く日本刀でボルトを弾いた俺に……武器から手を離した二毛が、俺に飛び掛かったのだ。