殺戮都市~バベル~

そこから、二人とも何も言わずにベッドに座っていた。


ソウルを使って回復しているようだから、そろそろ傷が癒えても良いくらいの時間なんだけど……。


「り、理沙。まだ傷は痛むか?」


出来ればこのままでいたいけど、なんだかそわそわする。


「んーん、もう痛くないよ。でも、せっかく真治に会えたんだから……もう少しこうしていたいな」


「そ、そう……」


そ、それってどういう意味だろう。


こんな甘えたような理沙を一度も見た事がない。


ほ、本当に理沙なのか?


「……この街で初めて出会った知り合いが真治なんて……なんだか嬉しくて」


「理沙はいつからこの街にいるんだ?最近なのか?来たのは」


俺は……西軍で殺されて、三日経ったみたいだから、今で四日目くらいか?


いつも空が暗いからわからない。


「ひと月……くらいかな?私ね、全然戦いの才能がなくて。いつも皆の足を引っ張ってるんだ。真治はもっと長いんでしょ?……あの二人を倒すくらいなら」


仲間の事を言う時に、少し口ごもった。


怪我した理沙を休ませるくらいだもんな。


理沙にとっては良い仲間だったに違いない。