殺戮都市~バベル~

「高山……や、やめろ。こいつらは強い。お前の敵う相手じゃない……」


制服を掴んだ三笠の手が、俺を止めるように上下に揺れる。


「お前よ、誰に向かって言ってんだコラ。三笠と同じ身体にしてやろうか?あぁ?」


武器を……海賊が持っているような、湾曲した剣を取り出して俺に刃を向ける手塚。


他の男達も、ニヤニヤと笑いながら武器を取り出した。


「謝れよ……必死に生きてる三笠に謝れ!!お前らそれでも人間かよ!!」


三笠を落とさないように、前傾姿勢で引き抜いた日本刀。


左手は後ろに回しているから使えない。


「おいコラ、武器を抜いたからには生きて帰れると思うなよ?テメェも三笠もぶっ殺してやるよ」


「あははっ!超ウケるんですけど。こいつ一人で喧嘩するつもり?バカじゃないの?」


そう言いつつも、PBMを俺に向けて操作をする女。


どうせ大した事のないやつだと思っていたんだろうけど……俺を調べた女の表情が凍り付いたのがわかった。


「さーて、まずどうしてやっかな?その腕を切り落としたら、もう武器が持てねえよなあ?」


剣をそっと、俺の右腕に向ける手塚。


その瞬間。









「ヤ、ヤバイよそいつ!星5レアだよ!」


「え?」











その言葉よりも早く、俺の日本刀は手塚の腕を斬り飛ばした。