殺戮都市~バベル~

なんだ、やっぱり三笠の知り合いだったのか。


だったら、この中にいるかもっていう俺の考えは間違ってはいなかったわけだ。


「て、手塚……」


三笠の声が、少しだけ嬉しそうなトーンになった。


「うっわ、お前なんだよその格好。おい、お前らも見てみろよ!」


手塚の声で、他のやつらが三笠を見ようと俺の背後に回り込む。


「なんだよこれ、すげぇな。いや、マジですげぇよ。こんなになって死ななかったのがすげぇ」


「三笠は弱かったからねー。まあ、死ななかっただけラッキーだったんじゃない?」


口々に、三笠の気持ちなんて考えていない言葉が飛び出した。


そう思ったのは、こんな姿の三笠を見て、誰も心配なんてしていない、クスクスと笑う声が聞こえたから。


「まあ、友達がいて良かったよなあ。星1のお前がいてもなんの役にも立たねえから、仲間から外そうって話になってたしよ。よ、この雑魚の面倒をしっかり見ろよ」


酒臭い息を俺に吐いて、額をピンッと指で弾いた。












……こいつら、本当に三笠の仲間だったのか?


仲間がこんな姿になっても、必死で生きていたのに……それを前にして、そんな事を平気で言えるのが仲間なのか!?