殺戮都市~バベル~

総力戦の合間の時間、皆身体を休めているか、さっきみたいな見せしめのショーを楽しんでいるのか。


ビルの屋上から道路を見てみると、人通りはあまりないのに、一部の交差点に集まっている印象を受ける。


俺と死神が再会したのは、オークション会場……人が集まっている場所だった。


あの人、敵軍の人間なのに、他軍の事に首を突っ込みすぎるんだよな。


だから……人が集まっている場所に行けば、出会えるかもしれない。


そう思った俺は屋上から身を乗り出し、それっぽい場所を探した。


「んー……目が良くなってるわけじゃないんだよな。この通りはハズレか」


一応、PBMを取り出して場所を確認すると……画面の上の方に、赤い点がある事に気付いた。


さっき、内藤さんにIDを教えた時に、誤操作でサーチモードにしてしまったのか。


……でも、誰をサーチしてるんだ?


不思議に思って、サーチリストを開いてみると……吹雪さん、内藤さんのIDしかない。


しかしそれは、Freeのフォルダで……良く見ると、「フレンドリスト」というフォルダもあったのだ。


誰もフレンドに登録した覚えはないけど……それを開いて、俺は顔をしかめた。








三笠拓也。








俺に招待状を送った張本人の名前があったのだから。