殺戮都市~バベル~

「恵梨香か……うん、そうだね!じゃあ、寝よ。起きたら探そう!」


笑顔で立ち上がり、何を考えているのか、いきなり服を脱ぎ出した吹雪さん。


「ちょ、いきなりなんで服を脱いでるんですか!?」


この街にはこんな人しかいないのか!?


奈央さんも平気で俺の前で全裸になったし、何を考えてるんだよ!


「へ?あぁ、私は寝る時はパンイチでしょ?服を着てると寝苦しくて」


知らないって!


いきなり服を脱がれたら、誰だって驚くだろ!


「お、俺、ちょっと風に当たって来ます」


「またまた照れちゃって。その気になったら襲って良いからね。ただし、私を起こさないように優しくね」


「お、襲いません……」


休もうと思ったけど、とてもじゃないけどパンイチの女性が寝てる部屋では休めない。


部屋から出て、階段を上がって屋上に出た俺は、街の中心で天高くそびえる白い塔を見上げた。


あの塔には何があるんだろう。


誰も知らない巨大な塔。


吹雪さんや死神が言うまで、ただでかいなとしか思わなかったけど。


あそこに行けば、元の世界に戻れる可能性があると言うのなら、俺だって挑戦してみたい。


そんな気持ちになった。