殺戮都市~バベル~

地面を蹴り、柵に右足を掛ける!


ここで、力を溜めるようにして……一気に蹴るように飛ぶ!!


吹雪さんに教えてもらったように、全力で柵を蹴って飛び出した。


運動なんて平均以下の俺が……空を飛んでるかのように宙を舞う!


「おおっ!」


と、吹雪さんが驚きの声を上げる。


な、何だよその声!?


もしかして、俺では飛べないとか思ってたんじゃないだろうな!?


隣のビルが近付く!


このまま行くか!と、期待したけれど、ビルに届く前に失速してしまったのだ。


「あ、あああっ!!」


必死に手を伸ばしたけど、届きそうにない!


それに、このままだと壁に激突する!!


そんな俺が取った行動。


壁に当たる寸前に、日本刀を突き刺して、壁に着地するように両足と左手で壁に衝突したのだ。


「しょ、しょうねーーーーーーん!」


俺が死んだかのような声を出して、吹雪さんが屋上から身を乗り出した。


「い、生きてますよ。でも……どうすれば良いんですかこれ!?」


壁に刺さった日本刀にぶら下がり、吹雪さんを見上げた。


それにしても、あの勢いでぶつかったのに、手も足もあまり痛くない。


身体も軽く感じたし……武器が強くなるというのはこういう事なのか。