殺戮都市~バベル~

いきなりの攻撃に戸惑いながらも、俺は体勢を整えて再び日本刀を抜く。


「や、やめてくれ!言われた通りに真治君を連れて来ただろ!?頼む!頼むから!」


新崎さんは俺を騙してここに連れて来た……それでも、ソウルが0で金がほとんど残っていなかった。


下で新崎さんがPBMで話していたのは……明美さんだろう。


この池田という男は楽しそうに人を屋上から落としていたのだから。


「恨むならテメェを恨めよ?死神なんぞと一緒に、俺がやってるオークションをぶっ潰したんだからよ」


「俺は……やってない!」


「嘘つくんじゃねえよ!!俺の手下が見てんだよ!テメェが言い訳出来る状況じゃねぇぞ!」


連れて行かれる新崎さんと俺の間に立ちはだかり、池田は拳に装備したメリケンサックをガンガンと打ち鳴らした。


メリケンサックなら、一度戦った事があるな……美優と真冬のコンビだ。


新崎さんを助けるには、こいつをどうにかしないとダメだってわけか。


「さあ、死神がどこにいるか言え!テメェみてぇな雑魚に用はねぇんだよ。俺が興味があるのは死神だけだ。居場所を言えば、お前もあのカスも生かしてやるぜ?」