殺戮都市~バベル~

良く見ると、突き落とされた人の首にはロープが巻かれていて……落ちてすぐに、ビルの壁に身体が打ち付けられて、動きを止めたのだ。


今落とされた人だけじゃない……その隣にも一人、男性が吊るされていて、死んでいるはずなのに光の粒に変わらない。


「じゃあ次はこのデブだ!なんの役にも立たねえ、東軍のカスも殺せねえグズは、敵にソウルをくれてやる前に殺した方が良いよなあ!?」


その声に、人々が歓声を上げた。


な、なんだこれ……。


敵にソウルを与える前に殺した方が良い?


つまり……今殺されているのは、全員南軍の人間!?


味方を殺してるのかよ!


「し、新崎さん、何ですかこれ!?こいつら、味方を殺して楽しんでますよ!?」


「……る。だから頼む!……え!?あ、ああ、そうなのか?」


振り返ると、新崎さんはPBMに向かって何かを呟いていた。


「死んだ人が光の粒に変わらないんです!ソウルが0の人達が殺されてるんですよ!!」


敵でもない、一緒に戦うべき仲間を……何かしら理由を付けて殺している。


いや、敵だからしても良いとは言わないけど、これはあまりに酷い!


「5!4!3!2!1!!」


カウントダウンが……始まった。