弁当を食べて、新崎さんに連れられて、明美さんがいるであろう場所に向かう事になった。
街の中心部の方に向かって路地を歩く。
新崎さんはPBMをチラチラと見ているようだけど、不思議と迷いはないようで、足を止める事なく目的地へと向かっている。
「明美さんはどこに言ったんですかね?俺と同じ時にこの街に来たなら、知り合いなんていないと思うんですけど」
「そ、そうだよね……強い人の仲間にでもなったんじゃないかな?俺なんかといるより、ずっと良いだろうからさ……」
そこまで卑屈にならなくても。
出会った頃の新崎さんが無理をして堂々としていただけで、これが本性なのか?
どちらが本当の新崎さんかはわからないけど、一人の時間がそうさせたんだろうな。
「良いかどうかなんてわかりませんよ。一緒にいる人が心地良いかどうかだと思います。強くても弱くても、そういう人が良いです。俺は」
少なくとも、新崎さんや奈央さんはそういう人だと思うんだけど。
「それは……強い人の言い分だね。俺みたいな弱いやつは、強い人にすがってでも生きたいんだよ。心が安らいでも、死んだら意味がないだろ?」
新崎さんが震えながら言ったその言葉に、俺は何も反論する事が出来なかった。
街の中心部の方に向かって路地を歩く。
新崎さんはPBMをチラチラと見ているようだけど、不思議と迷いはないようで、足を止める事なく目的地へと向かっている。
「明美さんはどこに言ったんですかね?俺と同じ時にこの街に来たなら、知り合いなんていないと思うんですけど」
「そ、そうだよね……強い人の仲間にでもなったんじゃないかな?俺なんかといるより、ずっと良いだろうからさ……」
そこまで卑屈にならなくても。
出会った頃の新崎さんが無理をして堂々としていただけで、これが本性なのか?
どちらが本当の新崎さんかはわからないけど、一人の時間がそうさせたんだろうな。
「良いかどうかなんてわかりませんよ。一緒にいる人が心地良いかどうかだと思います。強くても弱くても、そういう人が良いです。俺は」
少なくとも、新崎さんや奈央さんはそういう人だと思うんだけど。
「それは……強い人の言い分だね。俺みたいな弱いやつは、強い人にすがってでも生きたいんだよ。心が安らいでも、死んだら意味がないだろ?」
新崎さんが震えながら言ったその言葉に、俺は何も反論する事が出来なかった。



