殺戮都市~バベル~

見ず知らずの敵。


お互いにその関係だったのに、里奈と三葉、二人の女性が俺達を匿ってくれると言ってくれた。


奈央さんのPBMを操作して、ソウルを一つ消費して回復させたけど、これは完治するまでに時間がかかるらしい。


死神がやったみたいに、瞬間回復が出来たら良いんだけど……奈央さんのソウルが残り4つだったから、万が一この後殺されたら0になってしまう。


保険がない状態で殺し合いをするのは、怖くてたまらないだろうから。


「私達の隠れ家はそこにあるけど、南軍の誰にも言わないでね?」


敵軍に隠れ家を教える。


それが、どんなに不利になるかをわかっていて、それでも助けてくれようとしている。


この街に、そんな優しい人がいたんだなと思った。


不安そうな里奈さんに頷いて、俺は二人の後に付いて歩く。


「それにしてもさ、あんたっていつもあんな戦い方してるの?あんな命を捨てるような戦い方してたら、いつか本当に死ぬよ?」


もう一人の女性、三葉さんが呆れたような口調で俺に話し掛けた。


そんなに酷かったかな……。


結果的にポーンを追い払えたから良いと思うんだけど。


でも、言われたように、俺は強くなろうと無茶をしたかもしれない。