殺戮都市~バベル~

立ち上がった女性が取り出したのは……鎖鎌。


内藤さんと同じ武器だ。


「俺と一緒の武器なんて、運命を感じるね。いや、これは運命だ。俺とペロペロしないかい?」


ポーンを前にしているというのにこの人は……。


「そんな事を言ってる場合じゃないでしょ!?真面目に戦って!!」


後方からトマホークを投げ続けている奈央さん。


そのうちの一度の攻撃が、ポーンの頭部に直撃した。


「グアアアアアアッ!」


今までとは明らかに違い、大声で悶えるポーン。


何だ?


何度も攻撃して、運良くトマホークが刺さって苦しんでいるのか?


「き、効いたの!?」


トマホークを投げた奈央さん自身が、一番驚いている。


「今だ!攻めまくれ!このチャンスを逃すな!」


内藤さんの号令で、全員が武器を構えて、一斉にポーンに襲い掛かった。


里奈と呼ばれた女性と、内藤さんの鎖分銅がポーンの腕と首に巻き付く。


さらに、もう片方の腕を、鞭が絡み付いてほんの一瞬、ポーンに隙が生まれたのだ。


俺の攻撃では、この化け物に効果的なダメージを与える事が出来ない。


そう感じていた俺は、PBMを操作して、新しい武器を光の渦から引き抜いていた。