障害物や、建物の陰から人が飛び出して来るのを警戒しながら、内藤さんと血の痕を追う。
「何か、只事じゃないわねこれ。私なら、この狭い道を利用して待ち伏せするのに……どうして誰もいないの?」
「俺も同じ事を考えてました。もしかすると、とんでもなく強い南軍の誰かが通ったのかも……」
ここまで西軍の人がいないのなら、考えられる事はそれくらいしかないんだけど、本当のところはどうかわからないな。
「た、助けて!誰か助けてっ!」
道の奥、路地を抜けた大通りの辺りから、その悲鳴が聞こえた。
「間違いない!この声は20代後半の、色気が出始めたレディのものだ!待ってろ!今行くぞーっ!!」
女性の声を聞いて、内藤さんがさらに移動速度を上げる。
この人、凄くわかりやすい性格してるな。
……なんて呆れてる場合じゃない。
「な、奈央さん、俺達も急ぎましょう!なんか……嫌な予感がします」
「嫌な予感?私には良くわからないけど、真治君がそう思うなら急ぎましょ」
どれだけ警戒して走っても、俺達に襲い掛かる人はいない。
あの悲鳴が南軍の人のものか、西軍の人のものか……それを確かめる為に、俺達は路地から飛び出した。
「何か、只事じゃないわねこれ。私なら、この狭い道を利用して待ち伏せするのに……どうして誰もいないの?」
「俺も同じ事を考えてました。もしかすると、とんでもなく強い南軍の誰かが通ったのかも……」
ここまで西軍の人がいないのなら、考えられる事はそれくらいしかないんだけど、本当のところはどうかわからないな。
「た、助けて!誰か助けてっ!」
道の奥、路地を抜けた大通りの辺りから、その悲鳴が聞こえた。
「間違いない!この声は20代後半の、色気が出始めたレディのものだ!待ってろ!今行くぞーっ!!」
女性の声を聞いて、内藤さんがさらに移動速度を上げる。
この人、凄くわかりやすい性格してるな。
……なんて呆れてる場合じゃない。
「な、奈央さん、俺達も急ぎましょう!なんか……嫌な予感がします」
「嫌な予感?私には良くわからないけど、真治君がそう思うなら急ぎましょ」
どれだけ警戒して走っても、俺達に襲い掛かる人はいない。
あの悲鳴が南軍の人のものか、西軍の人のものか……それを確かめる為に、俺達は路地から飛び出した。



