そうだ、恵梨香さんは?
恵梨香さんの姿が見えない!
辺りを見回した後、トゲのオブジェの反対側に回ってみると……脚をトゲに刺され、左半身が窓の外に出た状態で横たわる恵梨香さんの姿がそこにあったのだ。
その身体は傷だらけで、トゲによって負傷したのだというのは明白。
脚をトゲが貫いているせいで、あまり身体を動かす事が出来ない。
「え、恵梨香さん!待ってくださいよ、今すぐ回復しますから」
呼吸が弱くなっている恵梨香さんのズボンのポケットから、急いでPBMを取り出した俺は……その状態に言葉を失った。
PBMが……壊れてる。
トゲに貫かれたのだろう。
画面の真ん中に穴が空いていて、恵梨香さんの指で画面を触っても、何も反応しなかったのだ。
「少……年。クイーンは……倒したか?」
どうしよう、どうしようと焦る俺に、息も絶え絶えに声を掛ける。
「は、はい。クイーンは倒しましたよ。だからもう帰りましょう。この塔には俺達の望む物なんてなかったんですから!」
何をしても、PBMはうんともすんとも言わなくて……恵梨香さんの呼吸だけが弱くなって行く。
「吹雪も……逝ったか。どうやら……私ももう……ダメみたいだな」
恵梨香さんの姿が見えない!
辺りを見回した後、トゲのオブジェの反対側に回ってみると……脚をトゲに刺され、左半身が窓の外に出た状態で横たわる恵梨香さんの姿がそこにあったのだ。
その身体は傷だらけで、トゲによって負傷したのだというのは明白。
脚をトゲが貫いているせいで、あまり身体を動かす事が出来ない。
「え、恵梨香さん!待ってくださいよ、今すぐ回復しますから」
呼吸が弱くなっている恵梨香さんのズボンのポケットから、急いでPBMを取り出した俺は……その状態に言葉を失った。
PBMが……壊れてる。
トゲに貫かれたのだろう。
画面の真ん中に穴が空いていて、恵梨香さんの指で画面を触っても、何も反応しなかったのだ。
「少……年。クイーンは……倒したか?」
どうしよう、どうしようと焦る俺に、息も絶え絶えに声を掛ける。
「は、はい。クイーンは倒しましたよ。だからもう帰りましょう。この塔には俺達の望む物なんてなかったんですから!」
何をしても、PBMはうんともすんとも言わなくて……恵梨香さんの呼吸だけが弱くなって行く。
「吹雪も……逝ったか。どうやら……私ももう……ダメみたいだな」



