殺戮都市~バベル~

次の瞬間、身体に感じる激しい衝撃。


さっきよりも威力があるように感じる!


ドンッ!と、身体を襲った衝撃波が、俺を後方へと弾き飛ばす。


今しがた作られたトゲのオブジェも、それに押されてこちらに向かってやって来る!


そんな中で……。










「少年!私のトンファーに乗れっ!!」









背後から聞こえた恵梨香さんの声に、俺は身体を回転させた。


足の裏に感じる確かな感覚。


衝撃波を受けながらも、強引に前に押し出される圧力に耐えながら……恵梨香さんがトンファーを振り抜くと同時に、俺はクイーンに向かって飛んだ。


「恵梨香!危ない!」


「わ、私に構うなっ!」


衝撃波に襲われたのだろう。


それを恐れずに、俺を押し出してくれた事に感謝する。





「狙えよ!この一撃で、勝利を掴め!」





「言われなくても!うおおおおおおおおおおおおっ!!」






クイーンに急接近しながら、日本刀を下に構えた俺の狙いは、その頭部。


もう、細かい事は考えない。


黒井が命を削って戦ったように、俺もありったけの力を刃に込めて……クイーン目掛けて日本刀を振り上げた。