殺戮都市~バベル~

衝撃波を撃たせるにしても、距離を取って待っているわけにもいかない。


攻めて攻めて、それを誘発されるしかないよな。


と、そう考えていた時だった。


クイーンが、俺に右手を向けたのだ。


来るか!と身構えたけど、身体を襲う衝撃が……ない。


この動作は一体何だ?


指をこっちに向けて……。


そう考えた瞬間、俺の頭の中に、沼沢の姿が過ぎった。


キラッと光る物が、ゆっくりとではあるが俺に迫って来ている!


「これはまずいだろ!」


慌ててそこから飛び退いた直後、今まで俺がいた場所から放射状にトゲが飛び出したのだ。


それも……三つも。


気付くのが少しでも遅れたら、完全にアウトだったな。


なんて、考えている暇すら与えてくれない!


さらに、クイーンの左手からも、同じように光る物が発射されたのだ。


どれだけ出すんだこいつは!


慌てて飛び退くと、例のトゲの塊がそこに現れる。


恵梨香さんと吹雪さんは巻き添えを食らってないかと心配になるけど……上手く回避しているようだ。


そして、俺が床に着地した瞬間、クイーンの掌から何かが放たれたのだ。