殺戮都市~バベル~

星3レアの武器をランスに、そして、ランスを日本刀に。


今の黒井は、ランスを手にした俺が見た幻だったのかはわからない。


そのせいか、それとも単純に強くなっただけなのか。


日本刀に……力を感じる。


レベルは100。


ランスを引かなければ、99で止まっていたかもしれない。


もっと戦いたいという黒井の想いが、俺にランスを引かせたのか、それとも運が良かっただけなのか。


でも……準備は整った。


日本刀を握り締め、柱の陰から飛び出した俺は、クイーンに向かって走り出す。






「良いか?身は低く、全身のバネを使って武器を突き出すんだ。躊躇するんじゃねぇぞ」






「わかってますよ。何度戦い方を見たと思ってるんですか」


黒井の、そんな声が聞こえたような気がして、俺はそう呟いた。


クイーンと戦っている恵梨香さんと吹雪さんの動きを読み、その間に日本刀を突き付ける。


床をグッと踏み締め、身体を捻って、淀みなく力が武器の先端に伝わるように。


その動きに唯一反応したのはクイーン。


だけど、俺の日本刀はその銀色の腹部に接触し……弾かれる事なく、深々と突き刺さったのだ。