殺戮都市~バベル~

今のは……何だ?


俺や沼沢の全力の攻撃ですら微動だにしなかったクイーンが、よろめくなんて。


もしかして、防御が薄くなっているのか?


そんな考えが頭を過ぎり、柱を蹴ってクイーンに飛び掛った。


日本刀を後方に構えて、接近と同時に素早く振る!


だけど……俺のその攻撃は先程と変わらず、クイーンをピクリとも動かす事が出来ずに、首に当てがわれただけ。


予想が外れた!


だったら、さっきのは一体何だったんだ!?


何がどうなっているかわからないままに、クイーンから離れて、もう一つの星4レアの武器を取り出して、日本刀に合わせた。


だけど……レベルは上がらない。


もう、俺に手持ちの武器はなくて、これ以上の強化は望めなかった。


「レベル99で止まってしまいました!もう武器がありません!」


「ソウルは残っているか!?惜しむな!ガチャが引けるなら引けっ!」


クイーン戦の為に残しておけと言われたソウル。


今のままでは、回復したところで勝てないと判断したのだろう。


だけど、レベル99と100で、それほど違うものなのか!?


恵梨香さんが、吹雪さんが、早くガチャを引けと言わんばかりに俺を見て、クイーンに駆け寄った。