殺戮都市~バベル~

さっきとは……衝撃の強さが違う!


ドンッと、空気の塊のような物が俺の身体に直撃し、踏ん張りも効かずに後方へと飛ばされる!


このままでは、高い塔の頂上から落とされてしまう!


外に押し出されそうになった俺は、慌てて日本刀で床を突いて進行方向を変えた。


さっきまでガラスがあった場所ではなく、太い柱の方へと。


上手く進路を変える事が出来て、何とか柱に着地した俺は、飛ばされた三人が無事かを確認した。


沼沢は鎖分銅を柱に巻き付けて、吹雪さんは俺と同じく柱に助けられて落下を防いだけど……。


恵梨香さんは窓の方に。


だけど、破壊された窓枠にトンファーを引っ掛けて、辛うじてぶら下がった状態で留まり、落下を防ぐ事が出来たのだ。


「こんな攻撃……続けられたら、いつか落ちちゃうよ!」


吹雪さんの言う通りだ。


衝撃波自体に大したダメージはないけれど、この場所がまずい。


あれを食らい続ければ、何も出来ないまま落とされてしまうのは目に見えていた。


「おい!殺られる前にやるぞ!何が主だ、形作った世界だ!俺達は人形じゃねぇんだ!自分の命まで弄ばれてたまるかよっ!」


柱に巻き付けた鎖分銅を解いて、沼沢が怒りと共に声を上げた。