殺戮都市~バベル~

「行くぞっ!」


声を上げて駆け出した俺に続き、菅やおっさん達も走り出す!


南軍と中央部の境界を越えた俺達の方に、溢れ返った化け物達の顔が向く。


おびただしい数の化け物達を相手に、俺達がやる事なんて決まっていた。











食われる前に殺す。











どれだけ増えるかはわからないけど、際限なく増えるようなら、今、ここで食い止めなければならないから。




「うおおおおおっ!」




雄叫びを上げ、日本刀を握り締めて化け物の群れに接近した俺は、横に一振り。


前列にいたポーン達の胸部から上を分断した。


「ひゅうっ。一撃でどれだけ倒すんだ。僕も負けてられないな!」


後方から俺の前に飛び出した菅が、分断されたポーンの身体を踏んで飛び上がり、後方のポーンの肩を足場にして、次々と頭部を刈り取って行く。


「ぬおおおおおっ!わしもまだまだ若いもんには負けんぞっ!」


おっさんもハルベルトを突き出して、確実にポーンを一体一体仕留めて行く。


流石にポーン程度は敵じゃないな。


月森も三笠も、全く危なげのない戦いで、次々とポーンを始末して行っている。