殺戮都市~バベル~

「わかった、今すぐ集めてくれ。それまでは、俺達で何とか増加を食い止めよう」


俺がそう言うと、おっさんは頷いて、PBMを操作しようとしたけど……。










「いや、ダメだ」









三笠が、おっさんの腕を掴んでそれを制止したのだ。


「三笠!?今は少しでも戦力が必要なんだよ!戦えるやつがいるなら呼ばないと!」


何を考えて三笠はおっさんを止めたのだろうか。


「そうじゃないだろ。戦えるやつを選りすぐっている場合じゃない!呼べるやつ全員呼んで、そいつらのフレンド全員に呼び掛けてもらって、戦いに参加させるべきだ!」


俺が考えている事と、三笠が考えている事は全く違った。


指定した時間まで何とか化け物の増加を抑えようとする俺に対し、今すぐにでも戦いを開始してしまおうという三笠。


他軍と足並みが揃えようとしていたけど……南軍が先陣を切って戦うと言うのか。



「どうした、高山!化け物が増えたら、南軍の人間全員が餌になる可能性があるんだ!遠慮せずに戦わせろ!食われなくないなら戦えといってみせろよ!黒井を倒したお前が、南軍のトップなんだからよ!」