殺戮都市~バベル~

自分が今、どの位置にいるのかというのは、わかりやすくテンションが上がる。


この街に来たばかりだから、低いのはわかっているけど、これからどこまで上がれるかというのは楽しみでもある。


PBMを取り出して、新崎さんがやったように操作すると……あった、俺の名前だ。








圏外.高山真治 【R5】 判定期間外







……順位すら出ていない。


俺には賞金を掛ける価値すらないって事なのか!?


「真治君はこの街に来て、まだ24時間が経過していないだろ?決闘が解放されるのと、ランキングに載るのは、24時間経過してからなんだ」


「な、なんだ、そうだったんですね。でも、ランキングを見たら、いつか上位に入ってやろうとか思いますよね」


スマホのゲームでも、俺はそういうのに熱くなる方だ。


こういうのは、ゲームを面白くする為に欠かせないからな。


「……それはどうかな?」


でも、新崎さんはそうではない様子だ。


「あのね、真治君。賞金額が上がるって事は、それだけ人を殺してるって事なのよ?真治君の武器だと、100回人を殺して、せいぜい5000円ってところじゃないかな?」