殺戮都市~バベル~

今まで戦ったやつが近接戦闘の武器が多かったから、特に気にもしていなかったけど……確かに言われてみれば、松田の鞭には反応が遅れたような気がする。


俺の得意な距離の外からの攻撃だったからか。


そして、遠くから高速で駆け寄って来るやつに対しても、近くに来るまで反応していなかったような……。


思い返せばいくらでも出てくるな。


「ふむ。だからその分、インファイトでの打ち合いには強いんだな。恐らく、この街で少年が得意とするレンジでの戦いに勝てるやつなどそうはいないだろう」


近接戦闘に特化し過ぎた感じか。


それはそれで良いんだけど、こういう時に困るんだよな。


「それで、これからどうするの?戦闘が終わるまでここで待機するのかしら?」


俺の物とは違う日本刀を鞘に納め、恵梨香さんに尋ねた狩野。


「神谷や川崎がどうなっているかが気になる所だが……ここからではサーチも出来ない。まあ、あの変態が足を引っ張っていなければ良いのだが」


変態……内藤さんか。


まあ、あの人は男しかいなければ変態行為もないだろうから、問題ないと思うけど。


川崎と沼沢がいるんだから、間違いなく最強の部隊だよ。