殺戮都市~バベル~

「な、なんだこりゃあ……カーテンか?」


さっきまでなかったそれに驚いたのか、俺から日本刀を奪おうとしていた事も忘れて、光の膜を見る鬼頭。










『この光の壁は、各軍を仕切る役割を持っています。ここにある物は、チュートリアル用の物ですが、後で実物を確認してください。では、戦闘スタートです。出て来た人と戦ってください』











そう言い終わると、光の壁から誰かが飛び出して来たのだ。


「お、おい……なんだこりゃあ」


「え……な、なにこれ」


皆が驚くのも無理はない。


光の壁から現れたのは……俺達だったのだから。


それも、今引いたばかりの武器を手にして。


「なになに!?戦えって何なのよ!私達自身と戦うの!?」


「に、偽者に決まってんだろ!それより……こっちのガキも同じ物を持ってやがる。こいつぁラッキーだ!」


そう言って、もう一人の俺。


いや、全体的に黒い、俺の偽者に包丁を向けて鬼頭がニヤリと笑った。


「ま、待て待て!あんたは喧嘩に慣れてるかもしれないが、わしは争い事は嫌いだ!ここは話し合いでなんとか……」


「武器を持ってるやつに何を話すってんだ!殺らねえと殺られるぞ!」