殺戮都市~バベル~

狩野、真冬、美優という戦力を東軍で確保した俺達は、しばらく話をした後、デパートを後にした。


これから北軍に戻って、西軍に向かった人達と合流しなければならない。


そして、南軍に攻め入るのだから。


北軍へと向かいながら、六人で歩く。


狩野達がいてくれるおかげで、俺達が無駄に襲われる事はなくなったのは良かったな。


「しかし少年。まさか香月を見て、あんな反応をするとは思わなかったぞ。予想外と言わざるを得ないな」


「す、すみません。頭では抑えなくちゃならないって理解していたつもりなんですけど……」


顔を見ただけであんなに怒りが湧くなんて、思わなかったな。


自然が多い東軍の街。


その公園の丘の上で、理沙は眠っている。


今はやる事があって、一人だけそこに行くという事は出来ないけど、時間が空いたら、一度理沙に会いに行きたいな。


「……恋人が殺されたから、仇の顔を見たら怒るか。全く、抑える私の身にもなれ」


「が、頑張りますよ。なるべく怒らないように。ところで恵梨香さん……俺達、いつまで手を繋いでるんですか?もう香月はいないから、繋がなくても大丈夫ですよ?」