「むぅ……だったらどうする。狩野一人だけでは心もとないな。相手は南軍、達也とは違って好戦的な黒井がトップなのだからな」
「んー……どうするったって。俺はほら、アイツを見張ってなきゃならないし」
そう言って、俺と恵梨香さんの頭上を指差した名鳥。
俺が名鳥の指差した方に視線を向けて見ると……。
そこには、拘束衣で身動きが取れなくなった、防毒マスクを付けた人物が、恵梨香さんを磔にした十字架に縛られていたのだ。
眠っているのか、唸り声一つ発する事なく、天井から吊るされているその姿は異様そのもの。
「まさか……これが津堂?」
「そういう事。俺はさ、甘さはもう捨てたんだよ。やるなら徹底的にやろうと思ってさ」
津堂自身も思ってもみなかっただろうな。
まさか自分が拷問で使っていた道具を、今度は自分に使われる事になるなんて。
「順一、だったら美優と真冬を連れて行くわ。あの二人なら死ぬ事はないだろうし、引き際も知ってるから無茶はしないと思うし」
狩野の言葉に、少し考えるような素振りを見せた後、名鳥は小さく頷いた。
「東軍からは三人か。後は西軍がどれだけの人員を裂いてくれるかだな」
「んー……どうするったって。俺はほら、アイツを見張ってなきゃならないし」
そう言って、俺と恵梨香さんの頭上を指差した名鳥。
俺が名鳥の指差した方に視線を向けて見ると……。
そこには、拘束衣で身動きが取れなくなった、防毒マスクを付けた人物が、恵梨香さんを磔にした十字架に縛られていたのだ。
眠っているのか、唸り声一つ発する事なく、天井から吊るされているその姿は異様そのもの。
「まさか……これが津堂?」
「そういう事。俺はさ、甘さはもう捨てたんだよ。やるなら徹底的にやろうと思ってさ」
津堂自身も思ってもみなかっただろうな。
まさか自分が拷問で使っていた道具を、今度は自分に使われる事になるなんて。
「順一、だったら美優と真冬を連れて行くわ。あの二人なら死ぬ事はないだろうし、引き際も知ってるから無茶はしないと思うし」
狩野の言葉に、少し考えるような素振りを見せた後、名鳥は小さく頷いた。
「東軍からは三人か。後は西軍がどれだけの人員を裂いてくれるかだな」



