恵梨香さんも、俺を気遣ってくれている。
そうだよな、香月を殺しても、理沙が戻って来るわけじゃない。
わかってるんだけど……この怒りはどこにも向ければ良いんだ。
「知ってるでしょ?連合軍のリーダー、真治君と、北軍の恵梨香さん。後は……白鳥」
「し、知ってるけど……まさか私に復讐する為に来たわけ?」
出来るならしたいけど……俺がピクリと反応するたびに、恵梨香さんがギュッと手を握る。
やめろと、伝えているのだ。
「そうじゃない。これからの事で名鳥と話があるだけだ。邪魔をしなければ、こちらから手を出す事はない」
デパートの入り口に近付きながら、恵梨香さんが香月に話す。
俺は……発散出来ない怒りを溜め込みながら、恵梨香さんに手を引かれて香月に近付く。
左手は空いている……だけど、恵梨香さんがここまでしてくれてるんだと、握り拳を作ってポケットの中に入れた。
「邪魔なんて……するつもりはないよ。津堂はあんな状態だし、私一人じゃあ……」
理沙を殺した時の、堂々とした態度はどこに行ったんだ?
肩を落として、意気消沈している香月は、とても小さく見えた。
そうだよな、香月を殺しても、理沙が戻って来るわけじゃない。
わかってるんだけど……この怒りはどこにも向ければ良いんだ。
「知ってるでしょ?連合軍のリーダー、真治君と、北軍の恵梨香さん。後は……白鳥」
「し、知ってるけど……まさか私に復讐する為に来たわけ?」
出来るならしたいけど……俺がピクリと反応するたびに、恵梨香さんがギュッと手を握る。
やめろと、伝えているのだ。
「そうじゃない。これからの事で名鳥と話があるだけだ。邪魔をしなければ、こちらから手を出す事はない」
デパートの入り口に近付きながら、恵梨香さんが香月に話す。
俺は……発散出来ない怒りを溜め込みながら、恵梨香さんに手を引かれて香月に近付く。
左手は空いている……だけど、恵梨香さんがここまでしてくれてるんだと、握り拳を作ってポケットの中に入れた。
「邪魔なんて……するつもりはないよ。津堂はあんな状態だし、私一人じゃあ……」
理沙を殺した時の、堂々とした態度はどこに行ったんだ?
肩を落として、意気消沈している香月は、とても小さく見えた。



