殺戮都市~バベル~

その反応は道ではなく、建物の上を移動していて、真っ直ぐにこちらに向かって来ているのがわかった。


そして、俺達がいる道路の隣の建物に重なり、その方向を見ると……。


三階建てのビルの屋上に、セーラー服姿の女の子が立っていたのだ。


あのシルエットは……間違いなく狩野だ。


「ワーオ……ビューティホー」


なんで日本語じゃないんだよ。


しかも狩野……やっぱり天然なのか、そんな高い所に短いスカートで立っているから、パンツが丸見えだぞ。


俺は何度狩野のパンツを見ただろう。


……って、内藤さんのビューティホーって、もしかしてこれの事なのか!?


「真治君!恵梨香さん!」


俺と恵梨香さんを確認した狩野はそう叫ぶと、屋上の縁を蹴ってビルから飛び降りたのだ。


一刻も早くここに来たかったのだろう。


だけどその行為は、地上にいた内藤さんを歓喜させるだけだった。


ビルから飛び降りた狩野のスカートが、見事なまでに捲れ上がり、真っ白なパンツがはっきりと見えてしまったのだから。


「す、すげぇ……この子マジ天使。マジ最高」


鼻血を流しながら、内藤さんが満面の笑みを浮かべて、狩野に親指を立てた右手を突き出した。