殺戮都市~バベル~

俺に復讐しようと襲い掛かって来た時の威勢はどこに行ったのやら。


まあ、そもそもが以前戦った時、俺は日本刀が折れていて、半分のレベルになっていた状態で勝ってるからな。


あれからどれだけ強くなっても、俺は負けないという自信があった。


「……明ちゃん、俺、今8ブロックにいるんだけど、そこに連合軍のリーダーが来てさ、明ちゃんに会いたいって言ってんだよ。待ってるから来てくれよ。絶対だぞ」


それにしてもこいつ……四強の一人をナンパするとか、凄い根性してるよな。


相手が狩野だと知らずに声を掛けたんだろうけど。


狩野もあんな性格だし、ナンパだと気付かなかったんだろうな。


「よーし、もうこいつは用済みだな。テメェの股にぶら下がってるきたねぇ物を……」


「内藤……黙れ!」


何が何でも実行しようとする内藤さんを、恵梨香さん一言で本当に黙らせた。


シュンとして、その場で屈んで地面に指で「の」の字を書く内藤さん。


さ、寂しげだ。


「だが、今のが嘘だとわかったら、お前を殺すからな。襲って来たやつを生かしておく理由などない」


冷たく、工藤を見下ろして、恵梨香さんはそう言い放った。


そして……しばらく時間が経ち、恵梨香さんのPBMに反応が現れた。