殺戮都市~バベル~

あまり気乗りはしないけど、日本刀を抜いた俺は、工藤に切っ先を向けて構えた。


「……連合軍リーダー、高山真治。武器は星5レアの大和守安定。あだ名はシンペロ。親友は内藤大地、いざまいる!」


「いやいや、内藤さん!何を言ってるんですか!あたかも俺が名乗ったみたいに言わないでくださいよ!」


油断も隙もないよこの人は。


だけど……内藤さんのその言葉が、男達を驚かせたみたいで。


「く、工藤さん……本当みたいですよ!?高山真治、星5レアだし、連合軍のリーダーも確かそんな名前だったはずです!」


一人がPBMを取り出して、俺を調べたようで、珍しく戦闘の前に解決するか?


無駄な争いは出来るだけ避けて、早く名鳥達に会いたいからな。


と、思っていたのに。









「そ、そんなわけあるかよ。見ろよ、女と白鳥のコスプレ野郎が一緒のガキだぞ?同姓同名の人違いに決まってんだろ!」


工藤は俺の存在を否定するかのように、レイピアを引き抜いたのだ。


「やれやれ。やはりバカはバカか。少年、二度と逆らえないように、力の差を見せ付けてやれ」


恵梨香さんも他人事だと思って。


気乗りはしないけど……やるしかないか。