殺戮都市~バベル~

結局……内藤さんの誤解が解けたのか解けないのかわからないまま、話は連合軍の事に。


大体の事は雪子さん達から聞いていたから、あまり大きな食い違いはなかったけど……連合軍の内部の問題は発生しているようで、恵梨香さんも頭を悩ませているようだ。


「ふむ、つまり……表向きは連合軍として、北軍と東軍は協力関係にあるが、その中に手を組む事を良く思わない人間もいるという事か。まあ、ある事だな」


バーボンをチビチビと飲みながら、真面目な顔で答える内藤さん。


「そう言えばいましたよね。協力するフリをして、東軍の人間を殺しているってやつら。どうして協力出来ないんですかね」


足並みが揃わないから、独立している南軍に勝てないんじゃないのか?


北軍と東軍が協力すれば、南軍に負けるはずがないのに。


「まあ、今まで散々殺し合っていたんだ。突然同盟が組まれて、もう殺し合う必要はないと言われても、そう簡単に納得は出来ないさ。下の連中などどうでも良いんだ。問題は、影響力がある人間が反発しているって事だな。今は名鳥が抑えてはいるが……」


名鳥がって事は……東軍の人間か。


と、なると、反発してるのが誰かというのはわかった気がする。