殺戮都市~バベル~

内藤さんを引きずって歩く事5分。


北軍の強い人間が集まっている場所なんて、北軍の街をほとんど知らない俺にはわからない。


せいぜい、松田がいた学校とか、大山田の店とか……。


「ヘイ、シンペロ。一体どこに行くつもりだ?あてもなく移動するよりだな、さっきの女の子達とハァハァペロペロしていた方が、よっぽど有意義だと思うんだが」


「それは、内藤さんがしたいだけでしょ。まあ、助けてくれたのには感謝しますけどね。それとこれとは話が別ですからね」


何の為に北軍まで来たと思ってるんだよ。


女の子とイチャイチャしたいなら、南軍ででも出来るだろ。


内藤さんは強いんだから、その強さに寄って来る女の子だって……。











この格好じゃいないか。


はぁっと溜め息を吐いて、とりあえずは学校よりも近くにある大山田の店に向かおうと、PBMを確認する。


西軍側から北軍に入ったから、もう少し歩かなければならないな。


それまでにまた、北軍の連中と遭遇したら、戦闘になる事は避けられないだろうから……それは覚悟しておこう。


ポケットにPBMを入れ、日本刀を鞘に入ったまま引き抜いた俺は……進行方向に、こちらを向いて立っている女性に気付いた。