殺戮都市~バベル~

「アハハ、あんたまた南軍と戦うフリをして、こっそり東軍の人間を殺してたんでしょ?せこいよねぇ」


「うっせぇよ!俺だけじゃねぇだろ。東軍のやつらも、隠れて北軍の人間を殺してんだからおあいこだよ、おあいこ」


「連合軍様さまだよな。味方を殺してりゃソウルが稼げるんだからよ」


そんな話が……聞こえた。


恵梨香さんや名鳥達が、どんな想いで手を組んだか知りもせずに、こんなやつらは現れる。


まあ、この街ではこれが普通なんだろうけど。


今は、恵梨香さん達の居場所を知る事が出来ればそれで良い。


「あの……すみません。ちょっと訊きたい事があるんですけど」


俺は南軍だけど、理由を説明すれば教えてくれるかもしれない。


そう思ったのは……甘かったのかな。








「ああ?……って、お前南軍か!?おい、ソウルがやって来たぜ。二人しかいねぇから、早い者勝ちで良いよな?」


一番最初に気付いた金髪の男が、俺を見るなり剣を取り出して立ち上がった。


「ちょっと、何言ってんのよ!あんた散々汚い手を使ってソウル稼いでんでしょ!?私にも回してよ!」


そんな事を言いながら、次々と武器を取り出して、俺と内藤さんに敵意をあらわにした。


……結局こうなるのか。