殺戮都市~バベル~

地面に着地し、振り返ってルークが倒れるのを見る。


巻き添えを食わないよう、道の脇に移動して。


ゆっくりと倒れて、地震と間違うほどの轟音と振動を上げたルークは……ピクリとも動かずに、地面に横たわった。


そこにいる誰もが、信じられないというような目をして、ルークと俺を交互に見る。


「えっと……皆、無事ですか?」


俺が声を掛けた次の瞬間。


堰を切ったように、口々に喜びの声を上げる人達。







「う、嘘だろ!すげぇ!一人でルークをやっちまいやがった!」


「何なんだよこいつ!信じらんねぇ!」






あ、皆無事みたいだな。


「い、いや……真治君。相変わらずと言うか何と言うか……キミがこんなに強くなるなんて、思ってもいなかったよ」


俺に歩み寄り、嬉しそうに話し掛けるおっさん。


……俺よりも、おっさんの変わりようの方が思ってもいなかったけどな。


「おっさんこそ、相当強くなってるじゃないか。それって星5レアなんじゃないの?」


「あ、ああ。かなり前に、ガチャを引いてみたら出たんだ。なんでも、西軍最強のやつが使ってたのと同じ物らしいが……わしはまだまだだな」