殺戮都市~バベル~

流れるような動き。


死神のトンファーが完全に黒井を捉えた!










そう思われたけど……。


ガキン!


と、黒井は顔の横で、逆手に持ったナイフで攻撃を受け止めたのだ。


すかさず後退しながらランスを横に振り、死神の体勢を崩す。


「ふう……危ない危ない。星4レアなのに、総合ランキング1位なわけだ」


そうだ、忘れていた。


黒井風助の武器は、ランスとソードブレイカーって書いてあった。


どちらも星5レアの武器だ。


「貴様もなかなかやる。南軍最強と噂されるだけの事はあるな」


そう言い、吹雪さんを見た死神。


その直後、黒井を翻弄するようにシグザグに接近を始める。


それでも黒井のランスは死神をピタリと捉えた状態で。


また同じ方法でランスをかわすのかと思われたまさにその時だった。


ヒュンッと、風切り音が聞こえて、吹雪さんの武器が黒井に迫る。


「おわっ!?二人がかりかよ!!」


ノコギリの歯が付いたような、奇妙な形のナイフでそれを弾いたほんの一瞬。


トンファーでランスを弾いた死神が、黒井に迫っていたのだ。


今度は防御出来ない。


ナイフよりも、死神のトンファーの振りの方が速い!