殺戮都市~バベル~

賞金首ランキングを見てないから、死神がそんな凄いなんて思わなかった。


この人達は一体何人いる中でのランキング一桁なんだよ。


完全に俺は場違いじゃないか。


「別に個人的な恨みはないし、南軍で暴れたって構わないんだけどね。でもさ、どれだけ強いのか知りたいじゃないか。だから、決闘しようか!」


PBMを死神に向けて、恐らく決闘の申請をしたであろう黒井。


それに対し、PBMを胸の谷間から取り出した死神は、チラリと吹雪さんと俺を見て答えた。










「断る!貴様と戦うメリットなどない!」










てっきり、一対一の勝負を受けると思っていたのに、死神は素早く駆け出すと、PBMを胸に入れてトンファーを両手に持ったのだ。


「そいつは残念……じゃあ、ソウルだけでも頂くとしようか」


死神の速度に合わせて後方に飛び、円錐状の武器、ランスを取り出して、死神に向けた。


このまま飛び込めば、身体を貫かれる!


グッと拳を握り、その一撃を見守る。


だが、死神は移動しながらも身体を回転させて、ランスの先端を弾いて懐に飛び込んだのだ!


タイミングは完璧。


大きなランスでは、防御出来ない!


トンファーが黒井の頭部目掛けて振り抜かれた!