殺戮都市~バベル~

今はルークよりもPBM!


背中に感じるルークの圧力にヒヤヒヤしながら着地した芝生の敷かれた地面。


大丈夫、俺と名鳥の速度なら、松田が気付く前に終わるはず!


そう……思っていたけど。


窓に向かって走り出した俺は、奇妙な事に気付いてしまった。









……校長室の中にある壁に掛けられた鏡。









その中の松田が、しっかりと俺を見ていたのだ。


「名鳥さん!松田が見てます!」


「関係ない!武器を持っていないなら俺達の方が速い!」


言い終わる前に、名鳥が飛び上がり、窓ガラスに槍を突き付けた。


穂先がガラスを突き破り、椅子に座っている松田の左肩目掛けて一直線に伸びる。


だけど……。











「なめるなっ!」








校長室の中にいた松田は、素早く右に飛び退いて名鳥の攻撃を回避したのだ。


「避けられたっ!?」


これはまずいと、俺も窓ガラスに向かって飛び込む。


日本刀の先端を突き出して、ガラスを割りながら松田に襲い掛かった。


しかし、それもまた軽やかに後退されてあっさりと回避される。


俺と名鳥の奇襲は……武器も持っていないと思われた松田に、いとも簡単に避けられて終わってしまったのだ。