殺戮都市~バベル~

またしても新感覚……と言うか、発想が俺とは違う。


てっきり、街の中にあの巨大な塔が建っていると思ったのに。


と、言う事は……この街は塔に串刺しになっている状態なのか?


そう考えると、随分不安定な場所で戦ってるんだな。


特にあのルークなんて、この街を傾けそうなのに大丈夫かよ。


なんて心配を今しても仕方ないな。


「さてさて?ここからだと校長室か見えないな。恵梨香ちゃんが言ってた、渡り廊下の上で待つかね。暗殺のチャンスってやつをさ」


暗闇に紛れ、体育館の屋根の上を歩いて、渡り廊下の上に移動した。


騒がれていないと言う事は、まだ誰も俺達に気付いていないという事だ。


この学校にどれくらいの人がいるのかはわからない。


だけど、見付からないにこした事はない。


「校長室……校長室。あれですかね?この並びの真ん中の部屋」


隠す気がないのか、校長室がある並びの階は、全ての部屋が照明が点いている。


その真ん中に、窓に背を向けて座っている人物。


もしかしてあれが松田なのか?


それにしては無防備に背中を向けているけど……絶対に死なないという自信があるのか、それとも罠なのか。


既に川崎を倒した事も知っているはずなのに。