少し落ち着いた俺は、名鳥と共に体育館の屋根に飛び移った。
かまぼこ型の屋根は、飛び移っても滑り落ちないかが心配になるほどの急勾配。
上に行けば行くほどそれは緩やかになるから良いんだけど。
屋根を移動していて、俺はふと気付いた事があった。
この学校の敷地の外……街の外側と言うのだろうか?
PBMでマップを確認しても、この学校よりも外側に建物はない。
あるのは、真っ暗な闇だけ。
「……そういえば、俺は街の端に来たの初めてなんですけど、街の外側には何があるんですか?」
体育館の屋根の頂上辺りに来た時に、名鳥に尋ねた。
「何がって……何もないよ。あるのは穴だけさ。とんでもなく深くてでかい穴。いや、もしかすると、この街が何かに支えられて、でかい穴の中に浮いているだけかもしれないけど」
「何かに支えられてって……こんな大きな街を、何が支えてるって言うんですか。太いロープでもあるんですか?」
こんな事を訊いても答えなんて出ないだろうけど、今まで誰もこういった話をしてくれなかったから、興味をそそられる。
「いや、そりゃあ多分……あれでしょ」
そう言って、槍の穂先を向けた先には……バベルの塔がそびえ立っていたのだ。
かまぼこ型の屋根は、飛び移っても滑り落ちないかが心配になるほどの急勾配。
上に行けば行くほどそれは緩やかになるから良いんだけど。
屋根を移動していて、俺はふと気付いた事があった。
この学校の敷地の外……街の外側と言うのだろうか?
PBMでマップを確認しても、この学校よりも外側に建物はない。
あるのは、真っ暗な闇だけ。
「……そういえば、俺は街の端に来たの初めてなんですけど、街の外側には何があるんですか?」
体育館の屋根の頂上辺りに来た時に、名鳥に尋ねた。
「何がって……何もないよ。あるのは穴だけさ。とんでもなく深くてでかい穴。いや、もしかすると、この街が何かに支えられて、でかい穴の中に浮いているだけかもしれないけど」
「何かに支えられてって……こんな大きな街を、何が支えてるって言うんですか。太いロープでもあるんですか?」
こんな事を訊いても答えなんて出ないだろうけど、今まで誰もこういった話をしてくれなかったから、興味をそそられる。
「いや、そりゃあ多分……あれでしょ」
そう言って、槍の穂先を向けた先には……バベルの塔がそびえ立っていたのだ。



