殺戮都市~バベル~

なるほど……確かに俺は、PBMを破壊する事ばかりを考えていて、それを守る松田と戦う事を考えていなかった。


ん?


だとすれば、暗殺の失敗はどこで判断すれば良いんだ?


いや、成功すれば良いだけの話なんだけどさ、俺達が失敗じゃないと言い張れば、失敗じゃないのかな。


「名鳥さん、失敗の判定はどのタイミングでするんですか?松田をどうしても倒せないと感じたらですか?」


「あのねえ、真治君。世の中、そんなにハッキリ決めなくても良いんだよ。適当だよ適当。俺達が最初の攻撃をする時に、恵梨香ちゃん達を呼べば良い。どうせその後は戦う事になるんだからな。グレーよグレー」


なるほど、名鳥の考え方を聞いてると考え方を改めさせられるな。


学校のテストなんかでは決まった答えを求められるから、そういう柔軟な発想は大事なんだ。


「わかりました。じゃあ、行きましょう。何だか名鳥さんといたら、気が楽になってきましたよ」


「お、わかってるねえ。そうそう、気楽に行こうよ」


この人の凄いのは、戦闘になっても今とあまり変わらないという所だ。


俺が見習うべき所ではないけれど、いつでもリラックス出来るスタイルは取り入れたいと考えていた。