殺戮都市~バベル~

「武器を抜いているという事は、お前も戦う意志があるという事だな?死んでも恨むなよ!」


そう言って、陽炎のように揺らめいた瞬間!


これはまずいと、日本刀を斜めに構えたと同時に、死神のトンファーが刃と接触した。


ガキン!


と、運良く直撃を避ける事は出来たけど、その威力で後方に大きく弾き飛ばされたのだ。


受身を取る事も出来ずに、地面に倒れてゴロゴロと転がる。


「いたっ!あいたた!!」


でも、殺されるよりはマシだ。


仰向けに倒れ、慌てて起き上がろうとした俺の胸を、既に距離を詰めていた死神が踏み付けた。


「……む?お前はもしかしてあの時の?少しは強くなったか。だが、その程度の腕で私に刃を向けるとは、身の程知らずも良いところだな」


トンファーをかざし、今にも俺の顔目掛けて振り下ろしそうな状態で、死神がそう呟いた。


やばい……間違いなく殺される!


そう思った時。











「あー、はいはい、恵梨香。それ早とちり。少年は恵梨香が乱入する前から武器を出してたよ?震えてたから、多分このイベントが不愉快だったんじゃないの?」











吹雪さんが、死神の腕を掴んで、振り下ろすのを止めてくれたのだ。