殺戮都市~バベル~

恵梨香さん達に追い付く為に走り続けて15分。


神谷は息が上がってバテバテになったけど、軽く流すように走った俺は息も乱れていない。


PBMで確認して、恵梨香さんがいる場所に行くと、そこは学校が見えるマンション。


その入り口で、恵梨香さんはイライラした様子で腕組みをして、名鳥はタバコを吸って俺達を待っていた。


「むっ!遅いぞ少年!すぐに戻ると言っていたから追求しなかったが、一体何をしていた!」


俺を見るなり歩み寄って、怒ったように尋ねる。


「え、あ……す、すみません。ちょっと問題が発生しまして。でも、もう片付いたから大丈夫です」


「大丈夫ではないだろう!私達が今から何をしようとしているか忘れたわけではあるまい!達也を殺すんだぞ!それまでに余計な真似をして、川崎に悟られでもしてみろ!挟み撃ちにあえば、この作戦は間違いなく失敗するんだ!」


物凄く怒ってるな……。


ドクロが描かれたヘルメットで顔が見えないから、怒り狂っているようにしか見えないよ。


そんな中、息切れしていた神谷が口を開いた。


「ま、まぁ……挟み撃ちはねぇよ。川崎は……坊主がタイマンで……倒した……からな」