殺戮都市~バベル~

「うおおおおいっ!なんで坊主と川崎が一騎打ちなんてしてんだよ!?北条と名鳥はどうした!まさか殺られたのか!?」


俺達に駆け寄りながら、大声で尋ねて来たのは……神谷。


遅れていたけど、今になってようやく合流したと言うわけだ。


「参ったな。ここで神谷が来るとか。俺も運に見放されたかな」


そう言って苦笑いを浮かべてはいるものの、武器をしっかり構えて俺に視線を向けている。


口ではあんな事を言ってはいるけど、勝つのを諦めた感じではないな。


「恵梨香さんと名鳥さんは先に行ってます。だから、ここは俺に任せて先に!」


俺の言葉に、驚いたのは……神谷よりもむしろ、川崎の方だった。


「へぇ、タイマンで俺に勝てると思っているわけ?今のキミの強さなら、どっちが勝つかはわからないと思うんだけどな」


「川崎の言う通りだぜ!俺が加勢すりゃあ、勝てる可能性は少しは上がる!ここで潰しておいた方が、俺達にとっては良いだろうが!」


肉体硬化が出来る神谷は、ウォーハンマーさえ持っていれば、不意を突かれても大丈夫だというのが羨ましい。


俺と川崎は、こうして向かい合って、お互いの動きに神経を集中しなければならないというのに。