殺戮都市~バベル~

「面白い答えだ。松田に使われて、ただ人を殺してるだけの毎日より、キミのその言葉の方が何十倍も刺激的だったよ。それが本気だと言うなら、俺もその話に乗ってやっても良い」


俺を睨み付けながらも、楽しそうに笑みを浮かべた川崎。


だけど、武器を引っ込める様子はなくて、飽くまでも「松田を殺せたら」の話なのだろう。


そしてそれには、川崎を倒す事も含まれている。


だけど……。






「本当に一緒に行ってくれるんですか?戦ってる最中にそんな事を言う人なんていないから、ちょっと驚きましたよ」






気付けば……川崎のその言葉に、俺も笑みを浮かべていた。


今までの戦いは、誰かを守る為だとか恨みや、何の意味もない物が多かったけど……これほど俺にとって一方的にメリットがある戦いがあっただろうか。


だから、純粋に嬉しくて笑った。


「そんな事が本当に出来たら、私も一緒に付いて行くからね?あの続き、しようね」


……三戸はちょっと返事に困るけど。


とにかく、この戦いに勝たなければ松田に辿り着く事も出来ない。


「さあ、殺し合おうか」


川崎のその言葉と共に、俺は地面を蹴って二人に接近した。